岡山大学
まちづくり
研究会
まちけんのサツマイモ栽培
〇サツマイモ栽培の経緯
まちけんは、他団体からの活動を引き継ぐ形でサツマイモを栽培しています。私たちがこの活動を続けている理由が2つあります。
まず1つ目の理由が大学の中ではできない農業を体験してみたかったからです。ただ、大学生だけではサツマイモのお世話をすることが難しいので、地域の方々に手伝っていただいたり、様々なことを教わったりと多くの方々の力を借りながらこの活動を継続しています。
2つ目の理由は、耕作放棄地問題について考えるためのモデルケースにするためです。耕作放棄地は後述のように多くの問題を抱えています。その問題について考え、解決策を見出すための身近な例として、使われていなかった小学校の裏の土地を利用して、サツマイモを栽培しています。
〇サツマイモを使った活動
まちけんでは、毎年収穫の時期になると地域の子どもたち、その保護者や地域の方々と一緒に芋掘りイベントを実施しています。また、その収穫したサツマイモを利用し過去には大学祭や、地域のお祭りなどでお芋スティックやスイートポテトに加工して販売、提供しました。2019年は地域の子どもたちを対象に料理教室を実施しました。
〇耕作放棄地とは
耕作放棄地とは「以前耕作されていた土地で過去1年以上作付けされず、この数年の間に再び作付けする考えのない土地」のことです。
耕作放棄地が生まれる原因としては、主に高齢化などにより農家が土地を管理できなくなり、耕作を放棄することなどがあります。
また、耕作放棄地が引き起こす問題として、雑草種子の飛散や病害虫の発生源、有害鳥獣の住処になることによる獣害、廃棄物の不法投棄の誘発などがあります。平成28年における耕作放棄地面積は42万3千haで農林水産省も問題として取り上げています。
(参考:農林水産省HP)